第24回日本Tip-Edge矯正研究会
北海道学術大会の報告

 平成18年8月27(日)北海道歯科医師会館において、第24回日本Tip-Edge矯正研究会学術大会が開催されました。

 最初に大会長の山本耕一先生の開会の辞に始まり、JTSO会長の吉田孝洋先生の挨拶にて総会へと進行しました。 まず、今回の大会における総合司会を河合先生に一任し、議長今上先生の進行により総会を順調に終えることが出来ました。

 午前最初の講演は本大会のテーマでもあります『咬合誘導における考えとその臨床』の内容に合わせて、セントルイス大学矯正科臨床教授の宮島邦彰先生による教育講演「最近の矯正治療の流れ・・・早期治療とTip-Edge plus、インプラント矯正・・・」がありました。その内容は現代社会のニーズとして“早く、目立たず、安全に、確実に”を主に非抜歯治療におけるリーウェイスペースを維持、萌出スペースを獲得する治療法について様々な装置の説明、最近のインプラント矯正法やコルチコトミー併用との外科的矯正法とTip-Edgeシステムとの併用に至るまでの講演でした。

つぎに特別講演『歯の移動における血管の役割』、北海道大学歯学部矯正学教室 教授 飯田順一郎先生による講演がありました。ラットの実験で矯正力と歯の移動においての適正な力の説明、歯根膜微小血管の応答さらには白血球の矯正力による動態変化等、生体における変化を探り、矯正力をどのように与えるかを実際に破骨細胞や変性組織をスライドやムービーにて講演されました。

午後の最初の講演は小佐々リ夫先生の『不正咬合を予防する…0歳からの咬合育成』で、不正咬合を予防することは異常な形態を作らない事、異常な機能、癖を止めさせること、心的、精神的な問題を解決し、かかりつけ歯科医としてGPがそれらを支援して行くというスタンスが必要だという講演でした。

コーヒーブレイクの後、下記の通り3会員の発表がありました。

会員発表1 高畠先生 『セレラインオルソシステム…咬合誘導から成人矯正まで』

会員発表2 馬渕先生 『症例報告…Tip-Edge矯正と出会えて…』

会員発表3 中逵先生 『アングルT級 歯間空隙がある非抜歯症例』

最後に学術理事の犬伏俊嗣先生より症例講評がありました。これは会員の先生方の症例を会場に特設された場所に各々の症例を出しより、会員全員で評価採点するものです。

そして、今回Tip-Edge矯正認定医証の発表となり山本大会長の閉会の辞もと、和やかに閉会となりました。

庶務  馬渕 隆史