第22回日本Tip-Edge矯正研究会
     大阪学術大会報告


平成16年8月29日(日)大阪千里ライフサイエンスセンタービルにおいて、第22回日本
Tip-Edge矯正研究会学術大会が開催されました。当日の参加者は80名を超える人数で
大いに盛り上がり、症例展示や商社展示ブースにまで積極的な質疑応答で、会員の様々
な意見交換の場になっていた様に思われます。
 石原健也大会長の開会の辞で始まり、JTSO会長吉田孝洋先生の挨拶、総会へと順調
に進行しました。
 午前の会員発表では山本耕一先生の座長のもと、最初に吉岡先生による最新の分析
ソフトの紹介、小児期から成人までティップエッジシステムへの応用や市来先生による、
MFTの重要性、地域密着型の医療への貢献、そして石塚先生による早期治療と後期治
療の反対咬合の症例分析を細かに解析され、どの先生方もとても興味深い内容でした。

1,「2003年TPセミナーに参加して」           大阪府 茨木市 吉岡宣史朗先生
2,「わたしの咬合誘導」                  宮崎県 新富町 市来嗣熕謳カ
3,「早期治療を行った反対咬合症例について」
  〜後期治療における抜歯症例と非抜歯症例〜  北海道 札幌市 石塚治先生
4,「簡易歯牙移動装置を使ったMTM」         和歌山県 海南市 寺本修久先生

 講演会場をあとに、展示場では会員の寺本先生によるテーブルクリニックが行われ、ス
プリングを応用されたオリジナル急速移動装置の数々をスライドで供覧しながら、会員の
先生方の前で装置の作り方や調節方法等の説明をされ、参加された先生には大変好評
のようでした。
 昼食のあと午後の特別講演として「バイオブロックセラピーについて」千葉県旭市でご開
業の北總征男先生による講演がありました。講演内容はDolico TypeからBrachy Type
までのVertical GrowthについてIndicator lineを中心に評価する方法を紹介して頂きまし
た。その中で Biobloc装置が混合歯列期から行う治療法として有効性を説明して頂きま
した。興味があるところは、ティップエッジシステムに Stage T、U、V が有るようにこ
の装置にもStageごとの各治療目標が有るというところでした。
 症例投票が行われたあと、最後に教育講演としてセントルイス大学矯正科臨床教授で
おられます宮島邦彰先生による「顔面軟組織の評価法と外科併用矯正」の講演がありま
した。内容は、軟組織の分析法にはHoldaway、S-line、E-line、Z-angle Nasolabial angle
Mcnamara 等があり、それらの各分析法の特色を生かし、正面顔貌の評価(水平的、
垂直的)や側面顔貌の評価行い、外科矯正の指標にもなり得るということ。また、ケーレ
法や下顎骨水平離断による前進オトガイ形成術等の方法もスライドにて供覧した。
最後に認定医理事の犬伏俊嗣先生より症例講評があり、シルバー認定証、並びに優秀
症例の会員の発表がありました。
 閉会の辞は東日本代表の藤崎聡先生よりあいさつと、次期開催場所の東京大会の紹
介があり、午後5時閉会となりました。